「Bluetooth」とは

今やインターネットは無線LANを使っての利用が主流になりつつありますよね。

ひと昔まえまではインターネット用のケーブルを繋ぐのが当たり前で、無線でのインターネット利用が可能になっても通信速度や電波状況といった面で、どうしても有線に軍配があがっていました。

そういった中でもコードレス化は研究され続け、ついにはインターネットだけではなくマウスやキーボード、そしてイヤホンやヘッドホン・スピーカーなどでもコード無しで利用可能な時代にまで突入しました。

そういったコードレスの進歩によって誕生したのがこの「Bluetooth」です。

今回はBluetoothとはなにか?そのメリットとデメリットをお伝えします。

 

Bluetoothのメリット

  • コードレス化による邪魔なコードからの解放
  • ケーブル断線などによるリスクがない

やはりBluetooth最大のメリットはコードレス化にあります。

先ほどの前置きで軽くふれましたが、今まではイヤホンとプレイヤーとをわざわざコードで繋いで音楽を聴いていました。

が、Bluetoothによってコード無しで直接プレイヤーからイヤホンへ無線で音楽を送ることができるようになりました。これがコードレス化ってやつです。

単純に邪魔なコードが不要になってスッキリしますし、コードだとギリギリ届かなくて使えない!といった状況もある程度は解決することができます。

▲無線ワイヤレス式ヘッドホン、Bluetoothと同じコードレス仕様


またコードレス化による大きなメリットとして、コードの断線や長期保存による劣化の心配がいらない点にあります。

イヤホンやヘッドホンの中には本体とコードが一体化していて、双方を取り外せない機種が数多く存在します。

そういった製品はコードが断線して使えなくなってしまうと、イヤホンも一緒に利用不可となるケースが多いのですが、コードレスとなればそういったリスクを背負わずに利用することができます。

 

今や大抵のパソコンやスマートフォンは、ほぼ間違いなくBluetoothに対応した機種になっていますので、流行による互換性の高さといった面も特徴ですね。

これから先、イヤホンやヘッドホン・スピーカーに限らず、さまざまな機種もBluetooth化していくことが予想されます。

 

Bluetoothのデメリット

  • 有線と比較して通信の確実性に欠ける
  • 無線といっても通信距離が無限ではない、平均で約数mほど

コードレスとなって便利に使えるBluetoothですが、通信性能の面ではどうしても有線には勝てないのが現状です。

Bluetoothの通信速度はいまいちなので、音楽を聴く程度の通信であれば支障はありませんが、大きなデータの送信などには不向きです。

▲よくある有線イヤホン、断線の可能性もあるが通信性は確実


それに加えてBluetoothというのは基本的に短距離での通信に特化している部分もありますので、十数メートルといった長距離での運用には不向きです。

例えばBluetoothイヤホンとプレイヤー(スマホなど)を使う場合、イヤホンはもちろんプレイヤーも一緒に携帯していないと音が途切れとぎれになったりします。

Bluetooth対応製品の中には十数mほどの通信も可能と謳っている機種もありますが、大体は数mほどが限界で、それ以上となると音が飛んでしまったり、通信不可といった状況になってしまうのも有線との違いですね。

その点、有線であれば十数mほどのケーブルを繋いでしまえば確実に通信が行えるといった面でうまいこと差別化がなされています。

 

まとめ

Bluetoothはやはりコードレスという点で圧倒的なメリットを誇りますが、あくまで有線とBluetoothとで、要所ごとに適した使い分けをすることによって光る機能です。

ランニング中や電車での通勤中など、コードが邪魔になるような場所であったり、プレイヤーとそう距離が離れないような状況。

またはスマホとBluetoothを連携していればスマホはポケットやかばんに入れておく、といった方法で利用することでBluetoothを最大限に活用することができます。