BluetoothのバージョンとClassについて

Bluetoothイヤホンもかなりの種類がでてきました。

最新のBluetoothイヤホンであれば購入して困るケースというのは少ないかと思いますが、ちょっと古いタイプのBluetoothイヤホンだとバージョンやプロファイルの対応状況によってはうまくいかない状況に陥る可能性もあります。

ここで最新のBluetooth製品を選ぶうえでのポイント、主にBluetoothのバージョンやClassの違いといった点について解説していきます。

 

Bluetoothのバージョン

2017年12月現在ではVer5.0が最新バージョンとなっています。そこから型落ち順に4.2、4.1、4.0、3.0~といった状況ですね。

Bluetooth製品を選ぶ際には、できるだけバージョンの新しいものを選んでおくといいでしょう。

バージョンが高くなるにつれて通信速度が向上していたり、消費電力が以前のバージョンのものと比べて改善されていたりと、無視できない差がうまれてきます。

 

注意すべき点として、Bluetoothのバージョンがプレイヤー(スマホなど)側とイヤホン側とで差がある場合、可能性は低いですが互換性がなくて使用できない可能性があります。

基本的に互換性のあるケースがほとんどですが、その場合はバージョンの低い方の性能が適用されてしまいますので注意が必要ですね。

先ほどVer5.0が最新バージョンだと述べましたが、このVer5.0が実装されたのは2016年後期で、このバージョンに対応した機器はなかなか少なかったりするのが現状です。

1年前に製造されたプレイヤーやイヤホンは大体がVer5.0よりも低いバージョンだったりするので、プレイヤーとイヤホン両方を最新バージョンに合わせるのはなかなか難しかしいかもしれません。

 

できればVer4.0以上の製品を選びたいところです。

このVer4.0ができた年が2009年ごろなので、それより下のバージョンとなると2009年以前の製品だということになります。今と比べるとあまりいい性能とは言えない製品の可能性がありますね。

 

Classについて

Classというのは電波の到達距離に関係するワードです。

こちらは3種類に分けられていて、最高の電波到達距離をもつClass1、そこからClass2、Class3となるにつれて電波到達距離は下がっていきます。

Class1ともなればそれだけ強い電波を出力できるので、たとえ部屋からリビングなどで、ある程度の壁を挟んだとしても通常時と変わらないパフォーマンスを発揮してくれる可能性があります。

ただひとえにClass1といってもピンからキリで、必ず100mまで届くかと言われればまず届かないことの方が高いです。あくまで目安ですね。

 

またイヤホン側がClass1だとしても、プレイヤー側がClass2程度の電波しか出せなければ当然Class1の性能を活かすことができません。

上記の場合はプレイヤー側のClass2が適用されて、電波の最大到達距離は約10mとなってしまいます。この辺りはBluetoothのバージョンと似ていますね。

 

こう見るとBluetoothのバージョンと同じように、Class1が一番良さそうに見えますが、Class1は電波到達距離が長い分、消費電力も他のクラスと比べて大きめになってしまいます。

なので機器の用途に合ったクラスを選択するというのも重要になってきます。

例えばBluetoothのマウスやキーボードの場合、電波到達距離は10mもあれば十分ですよね。パソコン本体からマウスやキーボードを10m以上離して使うようなケースはないかと思います。

じゃあマウスやキーボードはClass2の方がいいや、といった具合で自分の使い方に合った選び方をしていくと効率がいいですね。

イヤホンやヘッドホン、スピーカーに関しても、基本的にはClass1かClass2のものから選んでいくといいかと思います。

 

まとめ

Bluetoothのバージョンに関しては、最新のイヤホンやスピーカーを購入すれば問題になるケースは少ないかと思います。基本的に新商品は最新のBluetoothバージョンに合わせた作りになっていますからね。

また最新の製品であれば、Var5.0でもそれ以下のバージョンとの互換性もとれているものがほとんどなので安心して購入できます。

 

Class要素については、大体がその製品ごとにあったClassを製作段階で考慮されて作られているものが多いです。

現にBluetoothイヤホンやスピーカーでClass3の製品はかなり少ないですし、マウスやキーボードでClass1といった過剰な性能を搭載している製品もあまりありません。

ここら辺の要素も、製品が新しければそれだけメーカー側もClass要素を考慮して作製している可能性が高いので、要は最新の製品がどの面を考慮しても安牌ということですね。

 

amazon等の通販サイトだとこういったBluetoothのバージョンやClassが記載されていないケースも多々あるので、それだけ製品の作られた年代というのは重要な要素になってくるんだろうな、と思うこの頃です。。。