イヤホン・ヘッドホンケーブルの長さについて

世の中には似たような性能のイヤホンが似たような値段で何種類もあります。

同じ性能のイヤホンが2種類あった場合、どちらもたいして変わらないのであれば、イヤホンケーブルの長さで決めるのもいいかもしれません。まぁ大体はデザインで決めちゃいますけどね。

しかしそのイヤホンをスマートフォンでしか使わないといったような、限られた使い方をする場合はそこそこ重要な要素にもなってきます。通勤中でしか使わないのにケーブルが2mもあったら邪魔ですよね。

自分のライフスタイルにピッタリな長さ、といってもピンとこないかもしれませんが、せめて最低限、必要な長さを想像してイヤホン選びをすると、後悔しない選択ができるかと思います。

また、この記事では主にイヤホンケーブルという表記で進めていきますが、ヘッドホンケーブルにも同じことがいえます。ヘッドホンケーブルの長さに疑問のある場合でも目を通しておくことをおすすめします。

 

基本的なイヤホンケーブルの長さ

大体は1.0m~1.5m程度のケーブルの長さに設計しているものが多数です。

お店で購入する場合はイヤホンのパッケージに記載されていることが多いですし、Amazon等の通販サイトでもケーブルの長さはほぼ記載されています。

ケーブルが長ければ長いだけ音質に差がでてくるように感じますが、1m程度の差であれば音質の差を感じることはほぼありません。

基本的には1.0m~1.5m程度を目安にすると、汎用性の高いイヤホン選びができるかと思います。

 

しかし状況によっては1.5m以上のケーブルの長さが欲しい場合もあるかとは思います。

そういった場合は、

  • よりケーブルの長い、別のイヤホンを購入する
  • Bluetoothイヤホン、またはワイヤレスイヤホンを購入する
  • イヤホンケーブル用の延長ケーブルを購入する

といった方法があります。

 

Bluetoothイヤホン、またはワイヤレスイヤホンを購入する

▲Bluetoothイヤホン、コードレスでケーブルの煩わしさからもおさらば


ケーブルの長さが原因でイヤホン選びに悪戦苦闘している場合、いっそBluetoothイヤホンやワイヤレスイヤホンといった、コードレスイヤホンを購入するという手もあります。

コードレスイヤホンであれば、通信をケーブルではなく電波で行うようになるので、ケーブルの長さに悩む必要がなくなります。

自分の使っているプレイヤー(スマホ・PCなど)がBluetoothに対応しているか、バージョンがどれほどかを確認しておく必要はありますが、ここ数年の製品であれば問題なく利用できるケースがほとんどです(一応確認はしておきましょう)。

 

ケーブルと違って電波で通信をするので、使う場所やプレイヤーとイヤホンとの距離によって音が飛んだりする可能性もありますが、部屋で使ったり通勤中に利用する分には、普通のケーブルイヤホンと変わらないパフォーマンスを発揮してくれます。

2017年には最新バージョンであるBluetooth5.0ができたりと、Bluetoothイヤホンの性能はかなり良くなっていますので、個人的にはこちらをオススメします。

 

延長ケーブルを購入する

▲イヤホン用延長ケーブル、割と安い


延長ケーブルを使うことで、本来のイヤホンケーブルの長さ+延長コード分の長さに調整することができます。

延長コード自体の値段もさほど高くなく、3mほどの延長ケーブルでも1,000円しないような製品もあります。

 

しかし欠点として、接続点が増えてしまうのでノイズが発生してしまう可能性が高くなることと、イヤホンケーブルと延長ケーブルとで品質が違う場合、音質の劣化に繋がってしまうケースがあります。

値段の高いイヤホンの中にはケーブルの品質も向上させている製品もありますので、そういった品質のいいケーブルと別メーカーの安価な延長ケーブルとを繋げてしまう場合、従来の音質を保っている保証はありません。

 

延長ケーブルを購入するのであれば、イヤホンと延長ケーブルとでメーカーを合わせるのがベストですが、なかなかそうもいかないのが現実です。

延長ケーブルを製作しているメーカーは、イヤホンやヘッドホンを製作しているメーカーと比べて、圧倒的に少ないのが難しいところ。

できれば延長ケーブルを利用せず、最初から自分に合ったケーブルの長さを備えたイヤホンを選ぶか、Bluetoothイヤホンを利用することをオススメします。

 

まとめ

  • 基本的に1.0m~1.5m程度の長さが安牌
  • Bluetoothイヤホンも検討してみる

例えばパソコン本体から椅子に座っているときの耳の高さまでの距離となると、配置によっては1.5mでは足りないケースもあります。

しかしそれ以上の長さとなると、今度は通勤中などの歩いている時にケーブルが長すぎて邪魔になってしまう。

 

そういった状況にこそBluetooth・ワイヤレスが光ります。

今では距離の問題ではなく、単に使いやすいから・コードが煩わしいからといった理由でBluetoothイヤホンを選択する人が多くなってきているように思います。

イヤホンに限らず、ヘッドホンにもBluetoothやワイヤレス機能を搭載した製品が多くなってきているのが現状です。屋外で利用する場合は利便性を考慮してコードレスに、という選択が浸透しつつありますね。

1.0m~1.5m程度が安牌とは書きましたが、屋内でも屋外でも、人によってはBluetoothイヤホンの方が使い勝手がいいと感じる方も少なくないのでは?と感じてしまうこの頃です。