
ヘッドホンの耳に被せるクッションのような部分がイヤーパッドです。その材質によってヘッドホンのつけ心地はもちろん、音の聴こえ具合やイヤーパッドの寿命にも少なからず影響してきます。
よりヘッドホンにこだわりたい方は、今一度イヤーパッドにも目を向けてみるといいかもしれません。
このページではイヤーパッドの代表的な材質とその特徴についてまとめています。
レザー
▲レザーイヤーパッドを採用したヘッドホン、耳になじみやすい
ヘッドホンのイヤーパッドに使われている材質の大半はこのレザーだったりします。
ある程度の軽さである程度の柔らかさ、良くも悪くも普通のイヤーパッドですね。
ヘッドホンに慣れていない方でも簡単に馴染むイヤーパッドとして、いろんなメーカーで採用されている材質です。
最初は耳に合わなくても、使い続けているうちにだんだんと自分の耳にフィットするようになります。野球のグローブみたいなものです。
合成皮革
▲レザーイヤーパッドと似ている、若干硬め
人工皮革とも呼ばれている、ビニール素材のようなイヤーパッド。
基本的な性能はレザーイヤーパッドと似ていますが、レザーよりもコストが低い分、耐久性やクッションの柔らかさといった点でレザーよりも若干劣っている印象があります。
耳への馴染みやすさはレザーイヤーパッドとさして変わらないので、大体は自分のお財布状況と相談して決めることになるかと思います。
ただ安いヘッドホンに合成皮革イヤーパッドがよく使われている関係上、合成皮革イヤーパッドのヘッドホンはそこまでの性能は持ち合わせていないケースが多いです。
一番の売りはやはりコストの低さという点に集約できます。
ベロア
▲ベロアイヤーパッドのヘッドホン、ビニール感がない
上記2種類のイヤーパッドとは見た目の材質も違っていて、そのふわふわとした材質からつけ心地がよく、耳への負担がより少ないイヤーパッドです。
材質も軽く、またビニールとは違って涼しい素材で汗も吸収できるといった点で、他のイヤーパッドと比較してより快適に使うことができます。
その分ベロア素材のイヤーパッドを採用したヘッドホンは高価なものが多いですが、よりヘッドホンに快適さを求めるのであればベロア素材のイヤーパッドは期待に沿ったつけ心地を提供してくれます。