【Grado】GH1_レビュー総まとめ

GH1はGrado製ヘッドホンで、Limited Editionシリーズに位置しています。ハウジングがメープル材で構成されており、「低音域は厳然と存在し、中音域は忠実、そして高音域は無垢」とGradoが謳うヘッドホン。

そのGH1を視聴・購入した数多くのユーザーのレビューを見ていきましょう。

 

GH1 レビューまとめ

 

レビュー_Ⅰ

  • デザインとしては繊細な印象で、表面を触ると優しく滑らかな触感。ケーブルはやっぱり太い。
  • 装着感としてはやはりGrado、クセがあるので慣れが必要。つるつるな木材と対をなすかのようなザラザラとしたイヤーパッドで、人によっては耳に少し負担が掛かるかもしれない。
  • 音質はGradoの他シリーズであるクセの強いリファレンス・シリーズとは打って変わって、バランスのよい音質でうまく調整がなされているように感じた。個人的にリファレンス・シリーズは耳に合わなかったが、GH1は従来のGradoらしい高音の伸びと響き、安定感のある中低音と非常にバランスがとれており、他のシリーズとは一線を画しているように思う。
  • しかし高音に優れている分、若干ではあるが浮足立った音色になっているように思う。男性ボーカルの味わい深い低音が損なわれる可能性があり、低音に強いヘッドホンに慣れている人はいい意味でも悪い意味でも、雰囲気の変わったサウンドを感じることになる。
  • まとめとしてはやはり彩度の深い高音。迫力を保ちながらも、凛とした太く鮮やかなGH1の音はただの金属製ハウジングでは感じることができないと思う。そこら辺はメープルマジックなのかもしれない。

 

レビュー_Ⅱ

  • Grado特有のデザインの良し悪しは人それぞれかと。ただ木材設計なので扱いや保存には注意が必要かもしれません。
  • まだ説明書に書いてあったエイジング時間をこなせていない状態ですが、それでも個人的にはPS1000e(Gradoのプロフェッショナル・シリーズに位置するヘッドホン)の高音表現を超えているように感じます。他のヘッドホンでは時々感じることのある、高音が伸びる際の音がこもったような感じがほとんどなく、今でも気持ちよく聞くことができています。
  • 高音ばかりに目が(耳が)いってしまいますが、低音もしっかりと出ています。迫力面ではPS1000eには劣るかもしれませんが、自然な低音で中高域を下支えしているような音色に感じます。
  • Gradoのプロフェッショナル・シリーズはどれも質量の重いものばかりでしたが、木材をメインに使用しているためか、かなり軽いヘッドホンになっているのでそこまでの負担は感じませんでした。他のシリーズとは違うイヤーパッド(Gパッド)を使っているからかもしれません。
  • おそらくGH1はGrado製ヘッドホンの中でも、一番バランスがとれているように感じます。自分がもし初めてのヘッドホンをGradoで選んで、と言われれば間違いなくこのGH1を押します。

 

レビュー_Ⅲ

  • 日本では販売数22台と超限定品。デザインとしては明るい木目が印象的で、いかにも音漏れしそうなヘッドホン(実際にする)。ケーブルは少し硬めで太く、しかし癖はつきやすい。
  • 全体的な音質は非常によく、音域はすこし高音よりな気がする。そして高音域の量は最高、音の伸びもいいし、鋭くさわやかな音色が好印象。見た目通りの明るくイキイキとしたサウンド。
  • 一方で重みや厚みのある低音が苦手なもよう。せっかくの重圧のある低音もこのヘッドホンは明るくさわやかにしてしまう。
  • 普通の曲やサウンドを楽しむ分には問題なし。弱点はやはり生産限定品という入手難易度の高さか。