
Gradoプロフェッショナル・シリーズの一角である「PS500e」。「PS1000e」の弟分に当たるヘッドホンですが、ほとんどの人に良いといわれる音色にGradoは仕上げているようです。
そんな「PS500e」を視聴・購入した方のレビューを見ていきましょう。
PS500e レビューまとめ
レビューⅠ
- Gradoシリーズの平均的な低音を若干強めたヘッドホンがPS500eのように思う。刺激的かつ凶暴な音色が表現されており、ガツンとした音が特徴。
- キレのよさをとにかく感じるヘッドホン。その響くような低音をスピードにのせて耳へと運んでくる様子はさすがプロフェッショナル・シリーズか。一度聞けば低音好きの型であればPS500e以下の低音には戻れないかもしれない。
- 基本的にPS1000eと似たような音に仕上がっているが、やはりどうしてもPS1000eが持つ低音の迫力と中高音のバランスには届かないか。PS1000eにはなかなか手は出ないが、それでも引き締まったトーンを実感したいという方はPS500eを購入してもいいかもしれないが、できればPS1000eを購入することをおすすめしたい。
レビューⅡ
- 低音の音質ばかりに目がいっていたが、女性ボーカルが歌うような高音も全然いける。ただいけるという程度で、他のヘッドホンでもこの程度の音色は出せそうな気がする。
- ヴァイオリンなどの弦楽器が奏でるような音は美しく再現できている。そこまで盛大なイメージにはつながらないが、楽器のもつ個性は十分に表現できていた。
- やはりロックを聴くとこのPS500eは光る。リアルな迫力とドン!ドン!と低く鳴る音は生々しさを感じさせる。鋭くエッジの効いた低音はクッキリとしたリズムが広がって絶妙な空気感がうまれている。
- やはりなんだかんだいって低音。このヘッドホンが奏でる、鋭利ともいえるギラギラしたサウンドにマッチした音楽を聴くことで、PS500eは活きるのではないかと思う。そうでなければこのヘッドホンを使う価値は薄いか。
レビューⅢ
- PS1000eの程々のキレのよさを保持したまま、それなりの迫力を感じさせてくれる低音が印象。低音の鳴りは似ているが、響きがいまいち足りないか。
- 女性ボーカルをよく聞くのであればPS500eではなく他のリファレンス・シリーズ等をおすすめしたい。ロック等の低音を楽しむような曲にはマッチする。
- やはりPS1000eの音を聞いてしまうとどうしても下位互換といった感じが否めないか。まぁこればっかりはどうしようもないというか、PS1000eは決して万人受けするヘッドホンではないが、PS1000eが合わなければPS500eも合わないだろうなという感じがする。
レビューⅣ
- 基本的に鋭くギンギンとした音、音質は硬めでガンガンと鳴るような音色。開放感のある音になっている。ただ少し音の減衰が短く、ハモるような音にはならないか。
- やはりエージングを行わないと音域の狭さを感じる。すきが良いというよりは音がどこかへ飛んでいくようなイメージ。これはエージングである程度解決された。
- 総評としては軽くてシャカシャカした音が好みな方にはおすすめ、しかし聴く人によってはどうしても安っぽさを感じてしまうかもしれない。