
Sonyってどんなメーカー?
「日本に住んでいれば知らないはずがない」
と言っても過言ではないほどの大企業、「Sony」。
1946年に創業、もともとは真空管電圧計を製造していましたが、数年後にテープレコーダーの開発を始め、そこからはビデオテープレコーダー、テレビ、ウォークマン、PCと、オーディオ業界へガンガンのめりこむ企業へと進化してきました。
そんなSonyはいろいろな電子製品を手がけており、スマートフォンやイヤホン、ウォークマンを含む音楽プレイヤーなど、特にオーディオ製品に関しては他メーカーの追随を許さないレベルで発展し続けています。
そして今回ご紹介するヘッドホンも例外ではありません。
「音質」・「使用感」・「デザイン性」。
どれをとってもハイレベルな製品に仕上げるSonyのヘッドホンの特徴とラインナップを見ていきましょう。
Sonyのヘッドホンの特徴
Sonyのヘッドホンを一言で表すとすれば「万能」だと表現できます。
安価で質のいいヘッドホンから高級ヘッドホンまで揃えられたラインナップ。
どのヘッドホンも軽量で、長時間の使用でも負担を感じない使用感。
h.earシリーズを代表とするカラーバリエーションの豊富さとスマートなデザイン。
中にはBluetooth等のワイヤレス機能、ノイズキャンセリング機能、スマートフォンをプレイヤーとして使いやすくするためのアプリと、それに対応したヘッドホンなど。
とにかく安定感のあるsonyのヘッドホンはユーザーの選り好みがかなり少なく、誰が使っても不快感を覚えない。ファッション性も相まって、誰がどこで使っていても問題なくパフォーマンスを発揮できるヘッドホンです。
またSonyの中でも安価なヘッドホンは、他メーカーが同じ値段で販売するヘッドホンよりも使用感で上回っており、あまり馴染みのない人にも気軽におすすめできるヘッドホンとなっています。
肝心の音質。音質に関してもSonyはトップレベルで、Sonyのヘッドホンの歴史はドライバーユニットの研究の歴史といっても余りある研究度です。そもそも世界初のインナーイヤーヘッドホン(通称イヤホン)をリリースしたのはSonyですからね。
Sonyが音質面で重視している点は「音の再現度」です。例えば低音の場合、映画館で感じるような迫力や恐怖感、そういった音が生み出すインパクトをどれだけ再現できるかを目標に、ドライバーユニットの構成や半導体の材質・形状といった技術を高め続けています。
その技術方針はヘッドホンにしっかりと反映されており、曲や音楽が本来持っている音を極限まで劣化させず、そのままの迫力とイメージを耳へ届けられるようなヘッドホンへと仕上げられています。
内部構造の詳細公開
最近のSony製ヘッドホンはこのようにドライバーユニットの構造や素材が詳しく公開されています。ドライバーユニットが公開されていない製品でも、使用されている振動版の素材や形状が記載されていたりと、他メーカーにはないほどの情報があらかじめ把握できます。
ドライバーユニットは音質に大きく作用する部品です。Sony製ヘッドホンで価格やデザインが似たような製品の場合は、こういった情報を参考に選んでみるのも1つの手かと思います。ちなみに上の画像に組み込まれている振動版の素材は、Sonyが使用する振動版の中でもかなりハイレベルな素材が使用されています。
デザイン性の高さ
Sonyのヘッドホン、特にh.earシリーズがそうなんですが、全体的にウケのいいデザインとなっています。
高級ヘッドホンから比較的安価なヘッドホンまで価格を問わず、メタリックなデザインの物からソフトでしっとりとしたイメージが付与されたヘッドホンと、男性にも女性にもマッチしたファッション性がSony製ヘッドホンの強みの1つです。
特に音質にこだわりがない方でも、こういった好みのカラーリングやデザインでヘッドホンを選べるというのはなかなか良い要素ではないでしょうか。本体の軽量さも相まって屋外での使用に適した、アクセサリーとしても強いヘッドホンが数多く存在するのもSonyの特徴です。
汎用性と使いやすさに富んだ機能
今どき流行りのBluetoothやノイズキャンセリング、ハイレゾ対応といった一通りの機能もSonyは様々なヘッドホンで網羅しています。特に屋外でヘッドホンを利用している人にとって、Bluetoothなどのワイヤレス機能はもはや無くてはならない存在になっているのではないでしょうか。
しかしSonyはそういったコードレスなヘッドホンを揃えているだけではありません。
例えばワイヤレス機能を利用して、ヘッドホンを掛けている状態でもそれを外さずにスマートフォンで通話ができるような機能であったり、ハウジングにタッチセンサー機能を搭載して、指でハウジングを触るだけで音量調節や曲順を変更できたりと。
新しいh,earシリーズではそれが顕著に表れており、使用者の利便性を重視したヘッドホンが続々と開発されています。
前述した機能は室内でも活用できますが、屋外でこそその真価を発揮します。特にSonyのヘッドホンは密閉型を多く採用しているので、音漏れを気にせず、かつ周囲の音をある程度シャットアウトできるという点も屋外使用に適しているといえます。
そういった使いやすさや汎用性の高いヘッドホンが多く開発されるようになり、「安定してどこでも使えるヘッドホン」として定評のあるメーカーになりました。音質に極端な思い入れがなければとりあえずSony、で十分通用する性能と使用感をもつヘッドホンが多々あるのも特徴です。
マーク概要説明
ラインナップを紹介する前に、それぞれの製品に付与されているマークについて解説していきます。そのヘッドホンがBluetoothに対応しているかどうかなど、重要な情報が一目で把握できるようなっているので、マークの意味についてもある程度の理解を深めていきましょう。
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ハイレゾ対応機器。このマークがついているヘッドホンとハイレゾに対応したプレイヤー、そしてハイレゾ音源があればより再現度の高い音楽を聴くことができます。 |
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NFC(Near Field Communication)対応機器。Wi-FiやBluetoothのような無線通信をワンタッチで行うことができます。 |
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Sonyの専用アプリ「Headphones Connect」に対応していることを示しています。スマートフォン等に「Headphones Connect」をダウンロードしておくと、サウンドエフェクトのカスタマイズなどが行えるようになります。 |
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スマートフォンをプレイヤーとして使用できるのはもちろん、スマートフォン向けのさまざまな機能が搭載されています(例:スマートフォン用リモコン、マイク付きコードによるハンズフリー機能、など)。 |
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Bluetooth機能が搭載されています。無線で通信できるようになり、NFCよりも高速かつ長距離の通信が行えます。 |
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ノイズキャンセリング機能が搭載されています。周囲の騒音をシャットアウトすることで音楽を集中して楽しむことができます。 |
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ソニーが開発したコーデックであるLDACに対応しています。96kHz/24bitでの通信が可能になり、ハイレゾ相当の音を再現することができます。 |
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ハイレゾ音源でない音楽でも、実際の音を予想し復元する機能です。MP3などの圧縮された非ハイレゾ音源を、圧縮される前の音源かのように再現することができます。 |
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EXTRA BASSシリーズ。低音の再現度が重視されており、迫力のあるダイナミックな重低音を楽しむことができます。 |
ラインナップ一覧
h.earシリーズ
1000Xシリーズ
スタンダードモデル
EXTRA BASSシリーズ
MDR-1シリーズ
プレミアムオーバーヘッドバンド
モニターシリーズ